映画とテレビのひととき~感想を備忘録

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藁の楯:最後まで胸糞!高額懸賞金VS凶悪犯を守る警察

ネタバレ注意。

2013年の作品ってことで、10年も前になるのね。

見終わってからタイトルのうまさに気づいたわ。

10億円の懸賞金がかけられた歪んだ性癖の凶悪犯って、これだけで「なんだこれは!」って興味を引きつけられちゃうのよね。

しかも、その犯人がどんだけ最低最悪のクソクズかって話よ。

残忍残酷な手口で子供を殺すなんて、本当に胸糞悪いのよ。

でもね、物語はもっとえげつないの。

警察がこのクソ犯人を守りながら移送しなきゃいけないのよ!

もう、「え、なんで?」って思わずツッコミ入れたくなる状況よ。

犯人を守る警察と、金に狂って殺人鬼と化した人間たちが次々と戦いを繰り広げるんだけど、これがまた壮絶よ。

金の亡者たちが警察に襲いかかるんだけど、その度にこっちも「うわぁ、これが人間の欲望ってやつか」って考えさせられるのよね。

でも、ここで思うのよ。

警察が命を懸けて守る価値があるのか?って。

だって、こんなクズな犯人を守るって、ほんとに意味あるの?

悪を退治したうえに10億円ももらえるってなったら、正直、ちょっと考えちゃうじゃない?

「これ、あたしがやっちゃおうかしら?」って(笑)

でもね、結局は人殺しになるのよ。

そんな風に考えてしまう自分が怖くなるわ。

人を殺して、そのお金で幸せになれるのかって考えたら、あたしには無理だわって思っちゃうのよ。

でも、なんだかんだで最後まで胸糞悪いのよね。

映画としては面白いんだけど、終わった後のあのズーンとくる感じがどうしても残るのよ。

俳優さんたちの熱演は本当に素晴らしかったわ。

特に藤原竜也さん! あなた、クソクズな役、はまりすぎよ(笑)

見てるこっちも犯人に殺意が芽生えるくらいの迫力。

あれ、ほんと凄かったわ。

ただね、結局は犯人も死刑になるのよ。

でも、その過程で犠牲者があまりにも多すぎて、見終わった後は「これ、何のためだったんだろう?」って萎えちゃったわ。

映画としては良いんだけど、犠牲者多すぎ問題でちょっとモヤモヤが残るのよね。

ほんとにこういう胸糞映画って見る側も体力いるわ。