今更ながらセブンを見た。
ネタバレ注意よ。
いやぁ、この映画、胸糞悪いっていう噂は聞いてたんだけど、やっぱりその通りだったわね。
七つの大罪を元にした連続殺人事件を追う二人の刑事。
で、途中から気づいちゃったのよね、若い刑事の奥さん、これやられるやつだわって。
フラグ立ちすぎよ。
あの時点で「あぁ、これはもうやられるな」って確信しちゃったのよ。
だから、そこからはいつやられるのかっていうドキドキとハラハラで、もう気が気じゃなかったわ。
若い刑事がカメラマンに対して異常に怒りを見せたシーン。
あの時点で「あれ、カメラマン怪しいわ」って思ったわよね。
犯人追いかけるシーンの迫力もあったし、こっちも手に汗握って見てたんだけど、やっぱりカメラマンが犯人だったのよね。
血まみれで自首してくる犯人って、もう完全にいかれてるやつじゃない。
で、そこからの展開よ。七つの大罪にちなんだ殺人動機、あれね、正直言って、あまりに単純すぎない?
もっと捻った理由があっても良かったんじゃないかしら?
でも、猟奇的な殺人ってそんなものなのかもね。
安易であるがゆえにリアルっぽくも見えたわ。
で、犯人があと2つの犯行を教えるっていうから、刑事二人を犯行現場へ連れて行くわけよ。
で、犯人が淡々と喋り出すのを聞いて、「あ、これ、もう奥さんやられてるわ」って確信したの。
ほとんどの観客も気づいてたと思うけど、刑事たちは気づいてなかったのよね。
あれ、「いやいや、気づいて!」ってこっちが思わず突っ込みたくなるわけよ。
ベテラン刑事は薄々感づいてたんじゃないかって思うけど、若い刑事は完全に騙されてるわね。
で、あの広い荒野のシーンよ。
これがまた壮大すぎて、「あれ、私の推理、外れたか?」って一瞬焦っちゃったわ。
もしかして爆破でもされるの?なんて思ってたら、そこに謎の車が来るじゃない。
で、荷物(箱)が届いて、ベテラン刑事が恐る恐る開けるシーン。
もうここで、私の頭の中には奥さんの生首か爆弾かの二択しか浮かばないのよ(笑)
でね、やっぱり奥さんの生首だったのよね。
あの焦ったベテラン刑事の顔を見て、「あぁ、これは終わったな」って感じ。
犯人の企み通り、若い刑事が葛藤の末に犯人を射殺するわけよ。
もう完全に犯人の思い通りよね。
胸糞悪いったらありゃしないわよ。
でもね、これがまた最悪の結末だったの。
あたしの推理はずっと当たってたのに、最後の壮大すぎる現場に惑わされちゃって、あたし的にはもう少しひねりが欲しかったのよね。
なんか、あまりにも予想通りすぎて、少し物足りなさが残っちゃったわ。
映画としては面白いんだけど、期待しすぎたのかしらね。