2007年の映画観ちゃったわよ。「28週後」って、まずあの設定からして絶望的よね。
ウィルスに感染してゾンビ化…いや、もうちょっと凶暴化する感じかしらね。
ウィルスが広がってから一旦は鎮静化して、安全を確保したエリアができたんだって思うじゃない?
「人類が勝ったかも?」って期待してたら、パパのせいで全部ぶち壊し!
もう、この映画、最初から最後までパパがやらかし続ける話なのよ。
家族愛?そんなテーマじゃないわ。
「パパひでぇ、最低!」って感じよ。もうね、パパのせいで全てが始まっちゃったわけよ。
どうしてくれんのよ、ほんとに。最後までパパがひどいったらありゃしないのよ!
パパが妻を助けに行って感染するシーン、あれが一番「うわぁ…」って思ったわ。
まさかの展開で、そこから一気に感染が広がって、もう収集つかなくなるのが恐怖すぎるわよ。
でも、それがまた映画としては面白いのよね。
観てるこっちも手に汗握る展開っていうの?どんどん広がっていく感染に対して、人間は無力だなぁって実感させられるのよ。
で、ゾンビ…いや、これ、普通のゾンビじゃないのよね。
感染して凶暴化した人たちがとにかく速い!噛まれるだけじゃなくて、唾液や血液でも感染するって、何それ、逃げられる気がしないじゃないの。
感染のスピードも襲ってくる勢いも、足の速さも尋常じゃない。
あたしならさっさと捕まって終わりたいって思うんだけど、いやぁ、子どもたちとか逃げ続けるじゃない?
あのシーン、もうスピード感ありすぎて目が回りそうだったわ。
「逃げろ!」って叫びたくなるし、こんなに全力疾走で逃げなきゃいけない映画、もう題名を「逃げる」にしちゃえばいいんじゃないかって思ったわよ。
観てる方も息切れしちゃいそうで、ほんと。
辛いのは良い人たちが次々とやられていくこと。
「この人、絶対やられるよね」ってなんとなくわかってても、やっぱり悲しくなるわよね。
まぁ、ホラー映画だからそんなもんだとはわかってるんだけど、感情移入しちゃうのよ、いい人たちに。
でも泣いたらダメよ。ただひたすら恐怖を楽しむのが正しいホラー鑑賞法よ。
そうねぇ、あたし的に一番印象に残ったのはヘリコプターのシーンね!
あれ、最高じゃない?ゾンビを一気に…クッこれ以上言えないわっ。
けど、観た人はわかるでしょ?あれはゾンビ映画史に残るシーンだわよ。
でね、最後の方は「よくある展開かな」って思いつつ、やっぱりラストもゾンビ映画らしい終わり方でスッキリさせてくれないわ(笑)
これを観たら「28日後」も合わせて観たくなるわね。
演出とかメイクのクオリティも素晴らしかったわね。
結局のところ、「28週後」はスリル満点のゾンビ映画で、ラストまでハラハラしっぱなし。
家族愛なんて期待しないで、パパが全てを台無しにする物語として観るのが正解ね。
次は「28年後」という続編が出るとか出ないとか...